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マイルーム Marvin’s room. (1996/US)

C92.0 急性骨髄性白血病

【copy】
心の部屋を開けたのは、 まもなく消えるひとつの命。

【staffs】監督:ジェリー・ザックス、製作:スコット・ルーディン / ジェーン・ローゼンタール / ロバート・デ・ニーロ、原作・脚本:スコット・マクファーソン
出演:メリル・ストリープ(Lee)、レオナルド・ディカプリオ(Hank)、ダイアン・キートン(Bessie)、ロバート・デ・ニーロ(Dr. Wally)
【prises】アカデミー賞1996年主演女優賞(ダイアン・キートン)ノミネート、ゴールデン・グローブ1996年女優賞・ドラマ(メリル・ストリープ)ノミネート
【prot】
 フロリダに住むベッシーは中年の未婚女性。寝たきりで認知症の父マーヴィンと、高齢の叔母ルースの面倒をみている。体調の不調でクリニックを訪れると、急性骨髄性白血病と診断される。
 一方、ベッシーの妹リーは、姉ベッシーと折り合いが悪く、20年も連絡をとっていない。リーは、男の子2人を養い美容師をめざし勉強中。長男のハンクは母親に反抗的、自宅に放火し、更正施設に入れられてしまう。
 リーのもとに、ベッシーから骨髄移植のための検査依頼の電話がかかる。ベッシーは、息子二人を連れて、20年ぶりにフロリダに帰る…
【my appraise】★★★(3 per5)
 芸達者な役者をこれだけ集めた割には、肩すかしをくらったような気がします。デ・ニーロが脇役の医師で登場するのですが、脇役の割には存在感があったりするのもマイナス。ディカプリオが一番、素直で良い演技をしているように思いました。
【staffs】
 この映画は、『ギルバートグレープ』『ロミオとジュリエット』『タイタニック』というディカプリオの出世作の間に挟まれて、やや忘れられがちですが(そうでもないか?)、大スターの共演の中で、思春期特有のメンタリティをきちんと演じきっています。最近より、この頃の方が、ぐっと上手かった気がするのですが…。
 ディカプリオはご存知のように(ご存知でないかもしれませんが)、ゲイにも人気が高い俳優ですが、この頃のレオ様は、ゲイの心をも惹きつけるような色気があるように思います。

 メリル・ストリープとダイアン・キートン、ダイアンの方が3歳年上とはいえ、同じ世代。デビューの時期、デビュー早々評価され以降輝かしく長い芸歴、知的な役柄を演じ、私生活も知的で才能豊か、その一方、多彩な男性遍歴…と、一致するところが多いですね。
 ということで、お二人の若い頃の写真を掲載させて頂きました。デニーロは、メリル・スリープとは『ディアハンター』、ダイアンキートンとは『ゴッドファーザー2』と、二人の出世作に共演しており、この映画にも、なにやら因縁めいたものを感じます。もっとも、『ゴッドファーザー2』では、ダイアンキートンとデニーロは全くからんでいませんが。

【medical view】
 骨髄移植の場合、白血球(免疫T細胞)の血液型の一致することが重要になります。
 よく、兄弟姉妹だと一致率が4分の1だということが書かれているのでご存知だろうと思います。
(TBW:白血球の型(HLA 型)の説明と、甥や姪の場合のHLA型一致確率、難病の子どものために子どもをつくることの倫理的な意味について、書くつもりです)


【tilte, subtilte】

【books】
【videos, DVDs入手しやすさ】★★★★
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by harufe | 2005-08-06 12:09 | ICD C00-D48新生物


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